キャンプ・野外活動

シリーズ ~キャンプが与える影響~ エピソード2

~キャンプが与える影響~ では、2022年8月に行いました、野外活動クラブACTIVEクラス8月活動「サマーチャレンジ」6泊7日の様子も含め掲載致します。



<エピソード2>

サマーチャレンジ2日目は「登山」がメインプログラムです。登山のイメージは「きつい」「危険」「景色がいい」など、様々なことを連想しますが、今回の山は、なんと頂上まで車で行くとができる山をあえて登ります。あえて、わざわざこの山を選んだ理由があります。「6泊7日をとことん非日常を感じてもらうため」です。



子ども達の日常は険しい道を歩くことも少ない、自分の背より高い草木が生い茂ったところを歩くことも少ない、ほとんど無いといっても過言ではないのではないか。また、車で行ける場所に大変な思いをしながらわざわざ歩いていくことも無いのではないか。



登山道に入り、登山スタートします。順調に進んでいますが、少しずつ傾斜がきつくなり、メンバー(参加者)の登るペースに差が出てきました。まだまだ気持ちも体力も余裕があるので、「がんばろう」「ゆっくりでいいよ」とポジティブな声掛けです。更に進み、気持ち、体力に余裕が無くなると「頂上まだ?」「もうきつい」とネガティブな言葉に続き「もう遅い人は置いていこう」など自分中心な思いを言葉に出します。



しかし、更に進み、メンバー(参加者)のほとんどに気持ち、体力に余裕が無くなると、「あと少しがんばろう」「もうちょっとだよ」とポジティブな言葉に不思議と変化しました。

頂上に到着し、登山をしていない車で上がった他の人達を見て驚いているメンバーでしたが、時間が経つに連れて自分たちががんばったこと、成し遂げた事を「自慢、誇り」へと変わりました。




下山後はゆっくり過ごすかと想像していましたが、「川へ行こう」と元気に遊びだしました。何かを成し遂げた。また、それが一人ではなく皆と成し遂げた事で喜びも倍増し疲れもどこかへいったのでしょう。

エピソード3へつづく…


 

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