キャンプはすべてのキャンパー一人ひとりの全人的な成長、聖書によって示された人格の涵養を基礎として、その時代と社会に対応しながら運営されていくものであり、青少年に対する有効な教育の手段です。そして、キャンプという非日常的生活の中で得たものが人間の成長にとって大切なものを伝えていく働きとなることを願いとしています。これらの体験を通して青少年が生命(いのち)を尊重し、お互い信頼し合うことを学び、精神、知性、身体の「全人的な成長の場」となる事を期待し以下のYMCAキャンプ7つの目的を掲げています。
日本YMCAキャンプスタンダード2010年改訂版
今日の社会的課題に対し、YMCAキャンプの持つ効果的、伝統的な教育手法であるグループワーク、自然体験を通じて、全人的成長を目指して以下の価値を伝える。
YMCAのウエルネス事業(野外教育事業)は、一人ひとりの全人格的な成長を促し、すこやかな心と体を育み、いのちを守ることの大切さを学びます。
そして、ボランテイアとして活動する機会を通してリーダーシップを学び、コミュニケーションの力を養います。
1948年 | 10月 | 熊本YMCA発会礼拝を開催(熊本YMCAの誕生) |
1949年 | 8月 | ボーイスカウトを結成、熊本県連第9団として10月13日正式加盟 |
1950年 | 8月 | 熊本YMCA最初のキャンプを83名の参加者によって地獄温泉で開催 |
1952年 | 5月 | 第1回キャンプリーダー講習会を中央公民館及び阿蘇で開催 |
8月 | 阿蘇YMCA開所式開催 | |
8月 | 三笠宮歓迎デイキャンプを阿蘇YMCAで開催 | |
1953年 | 8月 | 6・26熊本大水害被災児童招待キャンプを実施 |
1956年 | 8月 | NCC国際ワークキャンプを受け入れる |
8月 | 日独青少年支援キャンプを阿蘇YMCAに迎える | |
1957年 | 8月 | 水害被災児童招待一泊キャンプを熊本ワイズと共催 |
1960年 | 7月 | 第1回肢体不自由児療育キャンプを大矢野町野釜小学校にて実施 |
1961年 | 7月 | 市内複式学級(知的障害)療育キャンプ(小鳩会キャンプ)を阿蘇YMCAで実施 |
8月 | 市内4ヶ所の母子寮に住む母子家庭の児童を招待して教育キャンプを実施 | |
1963年 | 3月 | 高校生による緑化推進隊(後にFTC)を結成し青少年健全育成林の第一回植林キャンプを実施 |
1967年 | 8月 | 阿蘇YMCA開設15周年を記念してオールYMCAデイキャンプを150名の参加によって開催 |
1969年 | 7月 | 幼児キャンプを皮切りに11にのぼる夏期キャンプを実施 |
1970年 | 1月 | 新しい少年グループ「インディアンズクラブ」が発足 |
1972年 | 12月 | 野外プログラムとして初のウインターキャンプが取り上げられ阿蘇白雲山荘をベースキャンプとする3泊4日のプログラムを実施 |
1979年 | 10月 | YMCA独自のプログラム「野外ゲーム指導者講習会」を3日間にわたり開催 |
1980年 | 7月 | 新しい奉仕プログラムとして聴覚障害児キャンプを3泊4日間阿蘇YMCAで実施 |
1981年 | 5月 | 第3回九州地区少年事業リーダー研修会を阿蘇YMCAで開催 |
1982年 | 8月 | 野外事業30周年記念式典を阿蘇YMCAで開催 |
1984年 | 3月 | 春のキャンプに乗馬キャンプを初めて実施 |
1985年 | 7月 | 第13回ポニーキャンプが長崎県加津佐海岸で2泊3日の海浜キャンプを実施 |
1991年 | 7月 | 雲仙普賢岳災害による被災児童の招待キャンプを3泊4日43名の参加によって実施 |
1992年 | 3月 | 第2期雲仙普賢岳被災児童招待キャンプを実施 |
7月 | ポニーキャンプは視覚障害児と晴眼児の合同キャンプとして実施 | |
10月 | 地球環境と奉仕活動をテーマにした野外活動クラブ「わんぱく大学」が発足 | |
1995年 | 4月 | 熊本むさしYMCAの開館と共に野外活動クラブ「ロビンフッドクラブ」が発足 |
1997年 | 12月 | 年越しファミリーキャンプを阿蘇YMCAで実施 |
1998年 | 4月 | LD児童支援プログラムの野外活動クラブが発足 |
2001年 | 4月 | 南部センターで「体験学習」をテーマにした野外活動クラブ「トムソーヤクラブ」が発足(02年4月よりサタデートムクラブに名称を変更) |
4月 | 熊本中央YMCAでインディアンズクラブの姉妹クラブ「Jrインディアンズクラブ」が発足 |
(「熊本YMCA五十年史」略年表より)