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【メッセージ】勇気をもって歩む

■2021年2月

　今年は、124年ぶりに節分が2月2日に移動したとのことで、微妙なズレ(違い)が自然の摂理を感じさせます。また、立春を過ぎれば暦の上では「春」です。あっという間の1年間がすぐそこまでやってきました。新型コロナウイルス禍にあっても、子どもたちは日々元気に過ごしています。保育室では、「寒い寒い冬でも　負けるな負けるなと　守ってくださる神さま」(子ども讃美歌『まもり』)と、歌声が響き渡ります。そんな当たり前な集団生活の日常が、個々のつながりを強め、新たな行動を起こすための希望になると思うのです。
　先日、米国大統領の就任式で詩人のアマンダ・ゴーマンさんが朗唱した「The Hill We Climb(私たちが登る丘)」の内容は、未だ感染症の収束が見えない私たちにあっても勇気づける言葉だと思いました。
「私たちは、窮地に立ち向かい、学んできた。(中略)嘆きながらも、私たちは成長した。」
「私たちは、我々の間にあるものではなく、前にあるものに目を向ける。」
「私たちがそれ（希望・夢）を見て、それ（結束した行動）をする勇気があれば、そこにはいつも光がある。」
（※和訳は原文表現と多少の違いがあります。）

　YMCAぶどうの木幼児園は、「愛」でつながり、その行動を共にする「仲間の集い」です。これからも大人が過度な情報に振り回されることなく、前を向き、子どもたちの伴走者として歩みましょう。子育て・子育ちの葛藤の中で、子どもの目線で「聴く」「待つ」「認める」「信じる」といったことを続けながら、子どもと一緒に大人も成長していくのだと思っています。
　保護者の皆様、急な行事の変更等で引き続きご迷惑おかけいたしますが、いつもぶどうの木に寄り添い、共に歩んでくださることに勇気づけられております。ありがとうございます。
ぶどうの木幼児園　園長　木村成寿