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【熊本YMCA】亀浦陽子さんのメッセージ「余島の王様に出会った話 ～私とYMCA～」
▼▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/12/19 Vol.103━
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★☆ 会員・地域からのリレーメッセージ－第19弾 ☆★
亀浦 陽子さんのメッセージ「余島の王様に出会った話 ～私とYMCA～」
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2011年6月からリニューアルしたメールマガジン！
毎月1回、主にボランティアの皆さんが登場し、それぞれの立場からYMCAと
の関わりやその魅力、ご自身の体験談や取り組んでいる活動について紹介し
てくださいます。
きっと「ほぉ、YMCAってそんな事もしていたの？してるの？」って新発見が
あると思います。
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「余島の王様に出会った話 ～私とYMCA～」
熊本ヤングワイズメンズクラブ会長 亀浦 陽子
私がYMCAの存在を認識したのは、小学生の低学年のときだと思います。
夏休みに1週間、YMCAの体操教室に通ったのが、一番古い記憶です。とにかく
一度やってみたかったトランポリンに惹かれての参加。ライオンリーダーが
トランポリンのすごい技を見せてくれたこと、家に帰ってから妹と布団をい
くつも重ねてトランポリンの練習してみて、全然うまくいかなかったことを
覚えています。それも小学生のときだけで、それ以降は大学に進学するまで
特に関わった記憶はありません。中学、高校と熊本で過ごし、四国の香川大
学に進学した最初の夏のことでした。大学の必修科目の1つに体育の集中講
義の単位をとらなければならないとのことで、数ある授業の中から、いつの
間にか体を動かすことが大嫌いになっていた私が選んだのが「キャンプ」。
そこで出会ったのが『余島の王様』こと、近江岸建助先生でした。余島に
はリーダーではなくて『王様』がいたのです。王様の趣味はヨットで旅をす
ることで、ヨットの免許は持っているけど、自動車免許は持っていない。で
も余島の王様だから島では車を乗り回せるとのこと。そんな王様が、最終日
にこんな話をしてくれました。
「ここに子どもらがよう来んねん。でな、ここに来るまではおかんと子ども
はベッタリ。おかんと離れてここで過ごしたあとな、1コだけ子どもらと約束
すんねん。フェリーが港に近づいてきたらママが迎えに来てるやろ、けどな、
そこでママに手ぇ振ったりしたらあかん。知らん振りせぇよって。フェリー
降りたら真っ先にママんとこに行ってええから。ママをドキッとさせたんね
ん。それが一番子どもが成長したことが伝わんねんな。」
子どもがはじめておつかいに行く某テレビ番組で泣かずにはいられない私
は、その情景を想像するだけで涙。そんな約束をする王様が素敵に思えまし
た。ちなみに余島がYMCAの専有地だということも王様が教えてくれました。
それから、またしばらくYMCAとは疎遠になっていましたが、今は熊本ヤン
グワイズメンズクラブの会長です。YMCAのキャンプリーダーもさせてもらえ
ることができ、楽しく活動しています。何かと縁のあるYMCAとこれからも、
繋がっていけたらいいなぁと思います。
――編集後記――――――――――――――――――――――――――――
亀浦陽子さんは、2009年5月に設立した熊本ヤングワイズメンズクラブの
第4代の会長です。ヤングワイズの活動を通じて社会奉仕活動を行っておられ
ますが、加えてむさしYMCAの運営委員としてもご活躍中です。九州北部豪雨
災害被災児招待「あそぼうキャンプ」のリーダーとしても活躍されました。
文中に出てきた“余島”は神戸YMCAのキャンプ施設で、島全体がYMCA活動
の場となっています。全国のYMCAキャンプ施設の中でも、環境に恵まれ多く
の青少年が育ったキャンプ施設です。
HPアドレスは↓
http://www.kobe
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