メールマガジンバックナンバー Vol.87 (古木 信子さん)

メールマガジンバックナンバートップ熊本YMCAメールマガジン登録

古木 信子さんからのメッセージ「おおきな木」

▼▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/05/16 Vol.87━

 熊本YMCA メールマガジン https://www.kumamoto-ymca.or.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▽▼

   ★☆ 会員・地域からのリレーメッセージ-第12弾 ☆★
      熊本YMCAをこよなく愛しているボランティア 
         古木 信子さんからのメッセージ


――――――――――――――――――――――――――――――――――

6月からリニューアルしたメールマガジンも12回目を迎えました!
毎月1回、主にボランティアの皆さんが登場し、それぞれの立場からYMCAとの
関わりやその魅力、またご自身の取り組んでいる活動について紹介してくだ
さいます。きっと「ほぉ、YMCAってそんな事もしているの?」って新発見が
あると思います。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

              「おおきな木」
 20数年前、シアトルからの留学生を預かった経験から英会話の必要性を痛
感しYMCAに通い始めました。当時同じクラスだった松岡郁子さんから誘われ
て運営委員になり、英語とボランティア活動でずっとYMCAに繋がることにな
りました。そしてこの縁をより深めてくれたのが童話「おおきな木」です。
 初級クラスの先生だったトム・パルスが、優しい英語だからと、シェル・
シルバスタインの「おおきな木」を読むように勧めました。
当時はその英文すら難しく日本語版を買ったのですが、彼のがっかりした顔
を見て急いで英語版も買い、以来その2冊はずっと私の本棚に並んでいます。
「おおきな木」はちびっ子とりんごの木の物語です。愛するちびっ子の成長
とともに、木は全てのりんごを与え、全ての枝を与え、幹を与えます。最後
は、よぼよぼの老人になって訪ねてきたかつてのちびっ子を、喜んで自分の
切り株に座らせるのです。
 朗読を仕事やボランティアとする私は、機会あるごとにこの本を朗読して
きました。ピアノ演奏とのコラボです。これまで練習を含め何百回読んだで
しょうか、本のカバーはボロボロになっています。(英語版はきれいです…)
 2010年10月、YMCAがサポートしたスペシャルオリンピックス活動支援ピアノ
リサイタルの中で、島優子さんのピアノと私の朗読による「おおきな木」が
上演されました。 
 ある母子がコンサートを聴いた帰り道、車を運転している母親に小学4年生
の息子が突然「お母さん、生んでくれてありがとう」とポツリと言ったそう
です。この話は私の宝物になりました。YMCAでの長い活動の頂点ともいえる
ものです。
 複雑な組織のYMCAを1本の木に例えたら、私は先端の細い小枝に過ぎません
が、運営委員たち仲間の笑顔に触れられる限り活動を続け、何かいいことが
出来たら、心の木に秘かに赤いりんごを点らせましょう。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

執筆者ご紹介:古木信子さんは、上通YMCA運営委員であり放送局の元アナウ
ンサーです。様々な場所で、様々なボランティア活動を行っておられます。
朗読、演奏会、チャリティイベントの司会など、賜物を活かして社会貢献さ
れています。YMCAでも、コンサートの司会、朗読会の開催などご奉仕いただ
いています。もちろん英会話教室にも参加されています。大感謝(by Y.H)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールは、熊本YMCAサイトのメールマガジンサービスに登録いただいた
方とインターネットでのお申し込みの際にメールアドレスを登録していただ
いた方にお送りしています。

▽登録内容の変更・配信停止
--→ https://www.kumamoto-ymca.or.jp/cgi-bin/mail/mail.cgi

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽編集・発行 熊本YMCA
  Webサイト https://www.kumamoto-ymca.or.jp/
  E-mail mailmaga@kumamoto-ymca.or.jp
  TEL 096-353-6397
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


このページの上へ