メールマガジンバックナンバー Vol.113(川上安生さん5)

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【熊本YMCA】川上安生さんのメッセージ「わたしにとってYMCAとは?」第5回

▼▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/04/17 Vol.113━

 熊本YMCA メールマガジン https://www.kumamoto-ymca.or.jp/

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     ★☆ 会員・地域からのリレーメッセージ-第25弾 ☆★

    川上 安生さんのメッセージ 「わたしにとってYMCAとは?」

            ■5回シリーズ 最終回■

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2011年6月からリニューアルしたメールマガジン!
毎月1回、主にボランティアの皆さんが登場し、それぞれの立場からYMCAと
の関わりやその魅力、ご自身の体験談や取り組んでいる活動について紹介して
くだいます。きっと「ほぉ、YMCAってそんな事もしていたの?してるの?」
って新発見があると思います。

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         「わたしにとってYMCAとは?」-第5回

                   野外教育委員長 川上安生(カバさん)

【4】さいごに ~私がやり残したこと、これからやりたいこと~

 ところでYMCAという所は年齢、性別、職業などに関係なく、誰もが「本気
で何かやろう」と思えば何でもできるところだと思います。もしできないな
らば、「本気で思っていない」ということではないでしょうか。また、YMCA
には「必ず協力してくれる仲間がソバにいる」ということも心強い点です。
だからこそ私は、仲間のおかげで学生の頃のインディアンズクラブの設立に
始まって、これまでいろいろなことができたのだと感謝しています。

 しかし、いつの間にか、私も高齢者(65歳以上)の仲間入りをし、今では「元
気で活動できるのも、あと数年かな?」と自らに問い、言い聞かせ、その覚悟
を決めつつあります。
 もし、「その先はどうするの?」と問われたら、私は、「老兵は、ただ微笑
みながら若い人たちを見守っていく」それだけでよいのではないか、また、
そうすべきだと思っています。
 でも振り返りますと、やり残していることが沢山あります。ここでは、「野
外関係」だけに絞って見ても、今思いつくだけで(順不同ですが・・・)

[1]キャンプリーダーのOB・OG会の再結集、組織化
[2]阿蘇キャンプにおけるワークキャンプ(キャンプサポーターの会)の継続と活性化
[3]YMCAキャンプ資料室の新設(阿蘇キャンプの屋根裏スペースの活用)
[4]野外教育委員会、およびキャンプ審議会の充実、強化(ウエルネス委員会?)
[5]夢のキャンプを目指す取り組み(ビジョン作り、ワークショップなど)
[6]YMCAキャンプの伝統と継承(キャンプにおいて変えてはならないもの)
[7]リーダーの確保、育成戦略の再構築と効果的なリーダートレーニングのあり方の検討
[8]野外関係分野におけるメンター(=お手本)制度の導入(次世代の後継者の育成)
[9]新たな野外活動の展開(野外教育と阿蘇YMCAや阿蘇ワイズなどとの連携、協力)
 例 ○阿蘇におけるブルーベリープロジェクト(仮称)など新規事業開拓
   ○公益法人としてのさまざまな「特別プログラムキャンプ」の開発
    (企画・立案・実施)~キャンプの特性・利点の積極的な活用
   ○インディアンズクラブの活性化
[10]その他 野外関係の他団体、学校、行政との連携(後援申請、業務委託など)

・・・などの課題が列挙できます。なお、幾つかの課題については、スタッ
フや関係者が連携し、既に成果が見られるのもありますが、その多くについ
ては、道のりは決して容易ではないと思われます。
 しかしながら、最近ではなぜか?「キャンプ」が急に世間から注目を浴び
始め、大変嬉しく思っています。その注目される理由とは、青少年にとって
「野外教育・自然体験教育」が極めて重要であるということが最近の調査・
研究により、はっきりとわかってきたからです。(詳しくは、今年2月発行
の阿蘇キャンプ60周年記念誌25頁を参照願います)

 ところが熊本YMCAでは、驚くべきことに戦後間もない時代(1950年の夏)
から、「野外教育が、青少年の育成にとって有効、かつ重要である」ことに
いち早く着目し、他に先駆けて組織的な教育キャンプに取り組んできました。
これは「すごかこつ!」です。
 私たちは、当時の先輩方の見識の高さ、先見性に対して改めて敬意を表し
たいと思います。従って、現在のYMCAキャンプに対する参加者や社会からの
評価も大変高いものがあります。今のリーダーの皆さんは、どうかYMCAの
リーダーであることに「自信と誇り」を持ち、一層の自己啓発に努めながら、
子どもたちにキャンプの素晴らしさ、楽しさをしっかり伝えて頂きたいもの
です。ちなみに、今年の阿蘇キャンプ60周年記念事業の主題テーマは「自然
に学び、共に生きる」とさせていただきました。私たちは、幾つかの課題を
抱えながらも、共に力を合わせて「YMCAキャンプの歴史と伝統」を継承し、
次世代の若者にバトンタッチをしていきたいと願っています。

 つきましては、明日を担う若者や子どもたちのために、今後とも皆様の
ご支援、ご協力をよろしくお願いします。
 なお、最後になりましたが、私の連載5回にも渡った「長編メルマガ」に
お付き合いをいただき、心から深く感謝申し上げます。どうもありがとうござ
いました。

               ~以上、完結、2013年4月11日 No5 脱稿~

―――編集後記―――――――――――――――――――――――――――

 川上安生さん超大作!ありがとうございました。
 川上さんは高齢者と言われていますが、まだまだこれからです。川上さん
と関わっていると~青春~(サムエル ウルマンの詩)を思い出します。
ほんとうに青春真っ只中!私たちも負けないように、いつまでも青年の志を
持ち続けたいです。感謝!(by Y.H)

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