熊本YMCA学院専門学校 tel.096-353-6397Twitterインスタグラム
オープンキャンパス 資料請求
留学生の皆様へ
社会人の皆様へ
熊本で就職するならYMCA!
通信制 社会福祉学科  精神保健福祉学科 介護福祉士実務者研修科
二級建築士受験対策講座

岡崎光洋さんによる生涯学習セミナー講演会

専門学校運営委員会主催で生涯学習セミナーを実施しましたのでご報告いたします。
1.日時:2013年11月23日(土)14:00~15:30
2.テーマ:あなたの子どもを輝かせる方法
    ~子どもたちの身の周りに起こっていることを考えよう~
3.講師:岡崎光洋さん(スクールカウンセラー、熊大付属病院総合診察部診療心理士・・・)
4.内容:
 子どもが育っていく過程で、いつもニコニコしている。スムーズにいくということはない。対人関係や社会で生きていく術(心身の準備)を20年近くかけて練習をしながら社会にでていく。その中で、「生きていく上では多くの困難さに出会う」・「思い通りにいかないことがある」・「めんどうくさいことがある」(①人間関係、②自分の心と体、③勉強)このようなことに対して、対処していく力、向かっていく力をいかに身に着けていくのか。
 困難回避症候群の保護者が多い。子どもが困難に会おうとする前に、保護者が手を差し伸べて、子どもが考えないようにしている。なんとかして困難から回避しようとする機会を奪っている。困難から回避することのできない子どもにしてしまっている。「雨が降るから親が学校に送る」「遅刻するから親が子を起こす」「お友達と会わないから別のクラスにしてくださいと先生に嘆願する」等子どもたちが困難に会うであろう状況を事前に回避して、保護者の安心を得るように行動している。困難に出会い、そこで、うまくいかなかったり、なんとかしようとするプロセスを踏むことが大切。
 不当なものにNOと言えるように育てたい。
①言い方②勇気を身についてけていけるようにしていくことで、心理的に大人になるプロセスを踏むこととなる。言い方をいくつか持って、「文言」を身に着けけること。その文言を使う「勇気」を持つこと。一方で、文言をしているから勇気がわくことに繋がる。
「トラウマ」という言葉を使わないようにしましょう。大概のことは、不得意なこと、やや苦手なことですむはず。「トラウマ」というのは、震災や紛争など相当な状況で、抱えきれない困難さに出会って、そのことによっておこるものであって、大概日常的に使っているような 「トラウマ」があって ~ できない。といういい方をしすぎている。

「困難が人を育てて、便利が人をダメにする」
 困難な状況を子どものために回避するように親が手を差し伸べるのではなく、たくさん困難を経験して、対応できる力を時間をかけて身に着けていけるようにさせるべきである。
「自分で起きることのできる子どもにしよう」という運動を提唱していきたいと思っています。
というような内容でした。非常に楽しく、あっという間に講演が終了しました。


専門学校 熊本YMCA学院
〒860-8739 熊本市中央区新町1-3-8
TEL:096-353-6393 FAX:096-324-7877


このページの上へ