老人ケア科　ボランティア報告会（仙台）

7月末に、老人ケア科の2年生が東北の被災地支援の一環で仙台にサマーキャンプボランティアに行きましたので、老人ケア科1・2年生を対象に報告会を行いました。被災当時に比べると、現地の風景はずいぶん変わってきました。草が茂り、建物も増えています。しかし、陸地にある大きな船や、壁の無くなった建物など、生々しくも不自然な写真の数々に、学生たちは言葉を失った様子でした。自分たちの中でも少しずつ風化しつつあることを感じ、「忘れてはいけない」と思いを新たにしました。そして、遠いどこかの出来事ではなく自分のことのように捉える必要があると感じました。「今日生きていることがどれだけすごいことか」、「現状をきちんと知る努力が必要だ」、「社会に関心を持つ」など、様々な感想が聞かれました。学院を代表して仙台に行き、自分たちの目で現状を目の当たりにした経験は、「知る」ことの大切さを彼らに教えてくれたと思います。そして、その経験を学科の学生に伝えてくれたことに感謝します。報告しながら言葉に詰まる場面が印象的でした。