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【老人ケア科】認知症の理解②

 
日々、介護福祉士を目指し、学びを深めている老人ケア科1年生です。

10月14日(火)に前回の認知症の授業様子を掲載しましたが、
10月28日に発表の日を迎え、グループ毎にプレゼンテーションを行いました。

「グループホーム」とは、介護保険制度上のサービスであり、
認知症の診断を受けた要支援状態2~要介護状態(1~5)に認定された方々が、1ユニット5~9名にて家庭的な雰囲気の中、
共同生活を送るというものです。
介護保険制度では、「認知症対応型共同生活介護」となります。

まずは、「虹色ホーム」の発表。

このホームの特徴は、居住スペースを共用スペースを分け、
居住スペースの全ての居室から、中庭に出れる造りとなっており、
入居所の方が使用する物品は、今までの思い出が詰まった、
実際にご家庭で使用されていたものを、
使用していただくというものでした。

居住スペースにも入居者の方が集う場所として、
仏壇がある和室を設置しているのも特徴的でした。

 

続いて、「自由空間」の発表。

こちらは、ホームの中心に共有スペースを設け、
その周りを回廊型の廊下とし、居室を設置しているものでした。
こちらの特徴は、2つのお風呂場を設置し、いつでも自由に入浴できるようにしていました。

また、中心に設置した共有スペースの出入り口には、
どの家庭でも皆が集まる場所に入るには、必ず扉を通る必要があるため、
廊下から共有スペースに入る時には、必ずドアを開け閉めする仕組みを設け、
より家庭に近い配慮がある造りでした。

 
各グループの発表後、質疑応答を行い、
備品や設備の設置理由について再度確認。

その後、以下の8つの視点について、
互いが設計したグループホームの振り返りを行い、
修正(改修?)を行いました。

①見当識への支援 ②機能的な能力への支援 
③環境における刺激の質と調整 ④安全、安心への支援
⑤生活継続への支援 ⑥自己選択への支援
⑦プライバシーの確保 ⑧入居者へのふれあいへの支援

 
人は、環境に適応する動物であり、
その環境から多くの影響を受けます。

環境は、物的な環境はもとより、その人を取り巻くすべてが環境であり、
介護福祉士を目指す私たちも、
介護サービス利用者の方にとっては環境です。

認知症の方は、環境に慣れるのに時間がかかります。

その人がその人らしく生活できるような環境となるべく、
日々学びを深めていきたいと思います。

高校生、社会人、大学生の皆さん、熊本YMCA学院で、
人にとって良い環境に成れる学びをしてみませんか。

お待ちしております。(長文失礼いたしました。)

専門学校 熊本YMCA学院
〒860-8739 熊本市中央区新町1-3-8
TEL:096-353-6393 FAX:096-324-7877


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