児童福祉教育2年生で「こどもの食と栄養」のスクーリングが行われました。
現在の学生たちの食事も、不規則なうえに簡単に手に入る食事で済ませている実態があります。そのことを見直しながら、子どもたちの食事、そしてその影響について座学、実技で学びました。
今回は、「乳幼児の食事」
「哺乳瓶を通してミルクを飲むのはどんな感じだろうか?」「ミルクを人肌にってどのくらい?」「どんな風に飲ませたらいいの?」
学生の疑問が飛び交う中、「自分もたくさんの栄養をもらって大きくなったんだ」と感じる授業となりました。
哺乳瓶を使ってミルクを飲みました。感想はさまざま。「もっと濃いのかと思った」や「かおりとイメージした味と違った」など、体験することで感じることができます。
学生にとっては経験がない離乳食つくり。「離乳食のはじめ方は?」その時、保育者はどのように進めていったらいいのかを考える機会になったようです。
実技では素材、本来の味を経験しました。
自分で作ることで、食欲もわき、「こんな味なんだ」と普段感じることがなかったことに気が付くことができます。
高校までの授業では知りえなかった発達にあった食事について学ぶことは命とは何かを考えました。
自分たちが食しているものは、生まれた時からそうであったわけではなく、多くの人の手がかかっていること。その温かさを感じる授業でした。
「食事をする」ということは「命をいただくということ」、生きているものをいただくことで強い体つくり、安定した精神が得られること。「食育」のもつ本来の意味を知る機会となりました。
専門学校 熊本YMCA学院
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