優しい気持ちにほっこり。

4月10日（木）　　ある日のひとコマ

幼稚園のお庭にたたずむお地蔵さま。
いつもみんなのことをそっと見守ってくださっています。

お地蔵さまには、造花のお花を飾り、事務の先生が毎日お水をお供えして下さっています。
そんなある朝のこと──。

さくら組の女の子が、お花の入った花瓶にお水が入っていないことに気づきました。
すると、そばにお供えしてあったお水をにこっと笑いながら、そっとその花瓶に注いでいました。

保育者：それは、お地蔵さまが飲むように置いてあるお水だよ。
Ａちゃん：だって、お水がないからかわいそうでしょ。だから、いれてあげるの～
保育者：そっか。でも、お地蔵さまものどが渇いちゃうかも。
Aちゃん：あ・・・そか、お水入れてくる。
と、お地蔵さまのお水も入れにいってくれました。

そんなやりとりをしましたが、小さなやさしさが、なんともあたたかく、心がじんわりとあたたまりました。お地蔵さまもきっと、優しい気持ちにそっと微笑んでくれていたことでしょう。

子どもたちのこうした優しい姿に、毎日たくさんのことを教えられています。
これからも、思いやりの心を大切に育んでいきたいですね。