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ウエルネスとは

YMCAは、それぞれの地域社会でさまざまなプログラムを楽しむ場であり、いろいろな人の居場所であり、成長した新しい自分に出会える場でありたいと私たちは願っています。そこで、YMCAの概念である「ウエルネス」の歴史と定義についてご紹介します。


ウエルネスの創始者とされるハーバート・ダン(Halbert Dunn)医学博士(アメリカ)が、1961年、「High Level Wellness」を著したのがウエルネスの始まりであった。このウエルネスの考え方は、それから20年を経過した頃からアメリカでようやく脚光を浴び、熱烈な歓迎を受ける。そして、1980年代に入ってからは日本へも波及するに至った。

 日本のYMCAは、アメリカYMCAの協力を得ながら、いちはやくウエルネスに取り組む体制を整えるとともに、全面的な運動を展開している。1987年には、ウエルネスセンターが、日本のYMCAにおけるウエルネスの定義を以下のように定めた。

日本YMCAウエルネスの定義

前文・YMCAがめざすウエルネスは、YMCAの赤三角形のマークに象徴される、「身体、精神、知性のバランスと統合、継続的成長、神と人への奉仕」の考え方を骨格にしつつ、それをさらに発展させた考え方であり、生き方をいう。

定義・ウエルネスとは、各人が、与えられたその状況の中で、自らの潜在的な可能性を最大限に求める生き方である。すなわち、身体的健康、精神的健康、知的健康、情緒的健康、社会的健康のそれぞれについて、各要素の中でのバランス、また各要素間でのバランスを大切にしつつ全体を統合させ、全体としてより良い状態に高める生き方をいう。言い換えれば、ウエルネスとは、

  1. 神と人とに仕えるために、
  2. 自分の夢や希望を実現するという自己実現に向かうために、
  3. 自分に与えられた使命を果たすために、健康のすべての要素を統合させる生き方をいう。

 以上のように、ウエルネスの概念は人間をトータルにとらえようとしたYMCAの基本理念に基づくものであり、現在および将来の人間と社会のあり方を見据えながら、より望ましい人間のあり方と生き方をさし示したものである。


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