『日米友情人形交流』 ギューリック夫妻熊本訪問

 日米間の平和と友情を願う『日米友情人形交流』のため、シドニー・ギューリックⅢ世ご夫妻が熊本を訪問されました。
 今回熊本地震で被害の大きかった益城町と御船町の慰問と人形贈呈、おじい様にあたるギューリックⅠ世が始めた人形交流で90年前に贈られた人形のある八代鏡小学校と宮原小学校との交流を主な目的として、多くの方々との出会いと歴史の共有を行いました。
 また木山仮設団地の自治会の祭に参加して住民のみなさんと交流したり、熊本県副知事を表敬訪問したり、おじい様が宣教師としていらっしゃった草葉町教会でメッセージを贈られるなど、それぞれの場所で友情を築かれました。

 鏡小学校、宮原小学校では、90年守られた人形を前に、子どもたちから「戦争中も人形を大切に守ってきた人がいると聞いてすごいと思った。」、「学校に人形があるのは知っていたけどこんな歴史があると聞いてもっと知りたいと思った。」など、改めて人形交流の意味とそれに込められた思いを考える機会となりました。

今回の交流を通して、ギューリックさんから、「友情」、「相互理解」、「愛」、「平和」のメッセージをいただきました。「平和な世界」を願うYMCAとしても歴史に学び、よりよい未来を創れるような取り組みを続けていきたいと思います。

 


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