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越河小学校&仙台YMCAサマーキャンプ報告

                                                                         児童福祉教育科卒  藤田恵美

私は、7/2931で行われた越河小学校&仙台YMCAサマーキャンプに参加させていただきました。出会えないであろう、人との出会いや、違う土地、環境での体験など、すべて貴重なことばかりでした。私自身、震災の被害を受けた子どもたちと行うキャンプということもあり、どんな子どもたちが待っていてくれるのだろうか、という不安もありましたが、それよりもどんなことをして一緒に遊ぼうかと大きな期待と楽しみを持って参加しました。実際、プログラムで接した子どもたちは、とても元気で、すぐに仲良くなれ、安比高原での活動も、笑顔の絶えない日々となりました。

キャンプ開始前のオリエンテーションでは、「震災後放射線の汚染などによって越河小学校の子どもたちは、何も心配せずに外で思いっきり遊ぶことができない状態である」と聞きました。今回のプログラムでは、日頃できない「自然の中で遊ぶ」ということを体感して欲しいと考えられており、リーダーとしての役割はとにかく子どもたちと共に楽しい時間を過ごすということでした。自然散策や、ニジマス釣り、パークゴルフ大会、花火大会と、内容も豊富で子どもたちからも、「初めてした‐!」「またしたい!!」「楽しかった」という声もたくさん聴くことができて、私も嬉しかったです。子どもたちの通っている小学校では、常に他学年の子ども同士で関わる機会が多くあるためか、仲もよく、協力する姿勢はとてもありました。「私は○○がしたい」「私は△△がしたい」と、2つの異なる意見が出て来ても、それをグループのみんなで話し合い、解決をしたり、譲ってもらえれば「ありがとう」と感謝の言葉がスムーズに出てきたりと、心温まることも多々ありました。

関わることができた時間は、3日間でしたが、私の中では一生の思い出となりました。また、素敵な出会いを頂けたと思っています。最後に子どもたちとのお別れのときには、グループの子どもたちがみんな泣いて別れを惜しんでくれたことに驚くとともに、心から嬉しく感動しました。

またキャンプの終了後には、1日被災地の訪問もさせて頂き、言葉にならない衝撃を体感しました。バスから降り、「自由に近くを見学してきてどうぞ」とスタッフの方に言われても、誰一人として話すこともなく、それぞれがその現実をしっかりと受け止めながら見て回ると言う雰囲気でした。陸地の中心に打ち上げられた大型漁船の下には、家で使用されていたであろう布団や家具が挟まっていたり、周囲の家々が全てなくなっていたり、ニュースやテレビの映像やこれまで見聞きしたことだけでは伝わってこない現状が目の前にありました。中でも私が一番ショックだったのが、大川小学校へ行ったときです。どのようにして波が来たのか、その時の子どもたちの状況、先生方の判断など、詳しく説明をお伺いしていくうちに、津波の恐ろしさと、今後の自分への課題も生まれました。

本当に今回このような機会を頂き、感謝しています。これを自分の物ばかりにとどめることなく、たくさんの方にも伝え、311日の悲劇をいつまでも忘れずにいたいと強く思いました。期間にすればキャンプの前後の行程を合わせて5日でしたが、一生分の宝物をこの期間で頂いたように思います。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。


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