児童福祉教育科17期生の卒業発表会最終公演が1月24日(日)に行われました。
40年ぶりの大雪との予報に、中止も考えましたが、てるてる坊主にお願いする学生の気持ちを汲み取ってくれたのか、中止になるまでには至りませんでした。
それでも寒い中、来てくださったお客さんのために、学生たちは精一杯を表現します。
今年は雪で来れなかった一般のお客さんもいらっしゃいましたので、17期生の思いや当日の内容も含めて報告いたします。
第一部
創作劇「花音(かのん)とドレミ村」では、主人公、花音が迷い込んだ世界のドレミ村で、自分の課題を克服すべく動き出す様子を表現しました。
子どもたちに伝えたい、自分たちがこの3年間で迷ったこと、悩んだことを劇の中に入れて、自分たちの等身大で演じました。
最後は、全員が、その役で輝き、一人ひとりの音を感じ、一つになることを自分たちも感じたようです。子どもたちに伝えたい思いを、実際に自分が体験できたことで、また一歩踏み出すことができたと思います。
第二部
最終公演に向けて、取り組んできた全員ダンス「Shake it off」では全力を出し切りました。意味は「気にしない」。17期生はいつも気にして動き出すことができないことが多かったことを自覚し、今回、この曲を通して、殻を脱ぎ、自分らしく頑張ろうという思いから、全員で頑張ってきました。
男子演目 ソーラン節は、男だけで演舞することで、男性保育者の存在意義を伝えるとともに、練習を通して、男の結束を現したいと、「男結(だんけつ)」を胸に踊り切りました。
企画、広報、渉外、すべて自分たちで行いました。もちろん、演目、準備している間のつなぎも自分たちで工夫しながら行います。
会場のお客さんを巻き込みながら一体となり、次の演目にいざないます。
合奏ではクレヨンしんちゃんの映画のテーマ曲になった「RPG」(SEKAI NO OWAERI)に取り組みました。
歌詞にもいろいろな思いを込めて、隣の人を感じこの合奏に取り組んできました。他者を思うことで、隣の人の音を聞きだから素晴らしい演奏になることを実感します。
最後は合奏
「ひといきつきながら」(生沢佑一)の曲を皆で歌いました。会場にいるすべての人に幸せであるようにと祈り、歌い上げました。
歌詞にある「ひとりだけどひとりじゃない」。
実習で不安な時、頑張っているクラスメイトを見て、自分も頑張ろうと思えた、その経験を思い出し、涙が出る学生もいました。しかし、最後まで歌い切りました。
総監のことばには、「たくさんの応援があってこの場所に、全員で立てたことへの感謝」がありました。
本当に多くの方の応援、協力があったからこその今回の卒業発表会を行うことができたと思っています。
子ども文化会館のスタッフの皆様、照明、音響、舞台装備などなど学生の思いに付き合っていただき、本当に感謝しております。
今年の卒業発表会のテーマは「花」。一人一人が大切な存在、集まることで、もっと輝くことができるとの思いをのせました。この思いを子どもたちに伝えたいとこの1年間を過ごしてきました。
このやり遂げた経験をもって、保育者、社会人としての一歩を進んでほしいと思っています。