メールマガジンバックナンバー Vol.102 (須古 博之さん)

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【熊本YMCA】須古博之さんのメッセージ「こんにちは 須古 です!」

▼▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/11/14 Vol.102━

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    ★☆ 会員・地域からのリレーメッセージ-第18弾 ☆★
     須古 博之さんのメッセージ「こんにちは 須古 です!」

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2011年6月からリニューアルしたメールマガジン!
毎月1回、主にボランティアの皆さんが登場し、それぞれの立場からYMCAと
の関わりやその魅力、またご自身の取り組んでいる活動について紹介してくだ
います。きっと「ほぉ、YMCAってそんな事もしていたの?してるの?」って
新発見があると思います。

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        『こんにちは 須古 です』-その1-

                     東部YMCA運営委員 須古 博之

 初めて会った人に『こんにちは 須古 です』とご挨拶すると必ずと言って
良いほどの確率で『は?』という返事が戻って来ます。考えてみるまでもな
く、私の名前は変てこな名前ですよね。
 しかし、昔々のその昔から伝わってきた由緒深い名前ですから、そう簡単
に変える訳には行かないのです。
 と言うのは、昔々のその昔のことではありますが、景行(けいこう)天皇は、
わが民は幸せに暮らしているのだろうかと、全国を行脚して廻られて居られ
ました。佐賀で有名な、杵島山(きしまやま)の周辺にも足を延ばしておいで
になったのでしょう。私の先祖が住んでいた「六角川(ろっかくがわ)」のあ
たりにもおいでになったのでしょう。ここの住人達が「私どもは、この川の
洲(す)に住んでおります愚かな子たち(此所の住人)で御座います。」と
ご挨拶申し上げましたところ、それではここらの地を、「洲子(すこ)」と名
付けなさいと言われ、その後、数百年を経過するうちに「須古」と文字も変
わり、住人にも須古姓が出来たと考えられる。と白石町に合併する前の須古
村で作られた資料(村史)に書いて有ります。

 ところで、私は、須古村は大変素晴らしいところだと思っています。須古
には佐賀鍋島藩の分家、須古城がありました。歴代の殿様は有能な殿様が多
かった様で立派な学者・技術者・農民が育てられたようです。(ひょっとす
ると私もその内のひとりでしょうか?)

さてさて、須古村の産物をご紹介します。須古村で獲れる米は酒造米で「七
夕コシヒカリ」の名で全国に販売されています。その名の通り、7月7日(た
なばたさん)に物産館で、販売開始されますが、直ぐに売り切れます。
 「灘の生一本の原料米」として数社で使われていますので、貴方がもし成
人なら、須古村で作った「灘の生一本」の、素晴らしい味を、ご存じでは?
 たなばたコシヒカリ(須古米)で作った『須古ずし』も有名ですよ。紙面
がありませんから恐縮ですが、ご自身で、インターネットで検索してくださ
い。一貫が、10センチ角くらいの押し寿司でムツゴロウや、須古レンコンな
ど、須古村のいろいろな産物がのっています。
 料理研究家は「須古レンコン」(いまは町村合併で福留レンコンになって
います)は日本一美味だと言ってくれる人が沢山います。歯ごたえが違いま
す。

 私の祖先の話になってしまいましたので元に戻します。
 私は、今は外国となった、外地で生まれたのです。そこにはかなり大きな
『京城(けいじょう)YMCA』がありました。熊本YMCAの創立に参画された山中
大吉先生が、そこの役員をしておられたようです。
 私が小学校の5~6年生の頃、山中先生は、私が通学していた京城公立日の
出尋常小学校の保護者会会長(今でいうPTA会長)をしておられ、いろいろと
お世話になったと思うのですが、子ども時代のことで分かりません。又、旧制
高等学校(第5高等学校と同格)時代のクラス担任の教授は、京城YMCAの中に
ある宿舎に居住しておられたので、よく遊びに行ったことを思い出します。
私の若い頃のYMCAとの関わり合いを書いてほしいとのことでしたが、既に、
先輩方は、了解を戴くことも出来なくなっていますので、この位でご勘弁い
ただきたいですが。

 さて終戦となり、一家は熊本に引き上げ、どん底の生活の中、親父の始め
た須古医院が、熊本第一高等女学校の正門の前に出来た熊本YMCAと、距離も
近かったので、須古医院の職員がYMCAの簿記学校や、そろばんの塾に通い始
め、ここでも、深い関係と、YMCAとの繋がりが出来てしまいました。腐れ縁
というと怒られるでしょうが、腐れ縁はまだまだあります。
 熊本YMCAは見る間に元気になって、ワイズメンズクラブも成長、第一回の
『日本区大会』が開かれることになり、会員でもない私に、記録係になって
くれと頼まれ、最初はしょうことなしに、最後はのぼせて、その次は会員に
なってしまいました。
これで一巻の終わりです。

――編集後記――――――――――――――――――――――――――――

 須古博之さんは、熊本YMCAを支える維持会員として53年間お関わり頂いて
います。また、長年に渡って理事・常議員として貢献していただきました。
熊本YMCAの財政的危機の時代にもYMCAのために考えられないほど支援し続け
ていただきました。感謝の尽きぬ思いです。今は、功労常議員、そして東部
YMCAの運営委員として支援を頂いています。今回はメッセージ一巻というこ
とですが、二巻、三巻とメッセージをいただけそうです。
楽しみにしています。

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