メールマガジンバックナンバー Vol.78 (佐藤 典子さん)

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佐藤 典子さんが語る「豊かに生きる―成熟していくワインのように」

▼▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/01/18 Vol.78━

 熊本YMCA メールマガジン https://www.kumamoto-ymca.or.jp/

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    ★☆ 会員・地域からのリレーメッセージ-第8弾 ☆★
       熊本YMCAをこよなく愛しているボランティア 
 佐藤 典子さんが語る「豊かに生きる―成熟していくワインのように」

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2011年6月からリニューアルしたメールマガジン!毎月1回、主にボランティ
アの皆さんが登場し、それぞれの立場からYMCAとの関わりやその魅力、また
ご自身の取り組んでいる活動について紹介してくださいます。きっと「ほぉ、
YMCAってそんな事もしていたの?しているの?」って新発見があると思いま
す。今回はその第8弾!
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     「豊かに生きる―成熟していくワインのように」

 最初にYMCAと出会って42年になります。年がわかっちゃいますね。
 私が20歳の時、妹 智子(ジェーンズクラブ)が夏のキャンプリーダー募集
に参加し、それがきっかけで、私も少し遅れて*1)東部インディアンズクラブ
にリーダーとして入りました。
 ちょうど帯山地区にYMCA東部センターが出来たころで、毎週土曜日の午後
から小学生と一緒に東部センターの近くを散策したり遊んだりしたのは楽しい
思い出です。今でも数名の子どもたちの名前が記憶の片隅に残っていて機会
があれば会いたいと思っています。
 その後しばらく、YMCAの活動からは離れていましたが、30年ほど前から他
の団体でボランティア活動を再開し、再びYMCAと関わってから20年ほどなり
ます。この30年のボランティア活動は、その時々に私の生活を豊かにしてく
れています。

 もともと人の世話をするのが好きな性格ですから、ボランティアと頼まれた
ら断らず、熊本青年会議所(JC)や東法人会青年部会などの活動に没頭し、
父からのポケベルも無視して夜遅くまで仲間と飲み歩いていました。そのお
かげか、今でもその時の友人とのお付合いは続いています。
 1993年*2)熊本ジェーンズワイズメンズクラブ入会と同時に熊本YMCAの会員
になり、再びYMCAとの関わりがはじまりました。インディアンズクラブのリー
ダーをしていたおかげでYMCAのスタッフの方々にも顔見知りが多く、YMCAに
行くのも楽しみでした。やがて、*3)YMCA北部センターで運営委員としての
活動もはじまりました。一番印象に残っているのは、運営委員の方の農場に
「乳搾りキャンプ」に行ったことです。近くの幼稚園に1泊し、朝早く起きて
牛の乳搾りを体験したのですが、皆初めてで最初は恐る恐る牛のおっぱいに
触っていましたが、すぐに上手におっぱいを搾って楽しんでいました。美味
しいミルクも飲みました。その後、北部センターが閉館になり、*4)ICRメン
バーシップ委員会に移りました。

 2003年7月に発生した水俣土石流災害では、災害直後に現地へ赴き、YMCAと
ワイズメンズクラブの協働で廃土作業を行いました。その翌年、在熊のワイズ
メンズクラブで水俣の土石流災害で被災した子どもたちと保護者・先生たち
70名を阿蘇キャンプに招待し開催した「あおぞらキャンプ」での子どもたちの
笑顔は生涯忘れられません。常議員を7年務め、2008年にはワイズメンズクラブ
西日本区理事も仰せつかりました。
 YMCAが社会を変えていく力なら、ワイズメンズクラブは自分自身の研鑽の場
です。そして、YMCAやワイズメンズクラブの活動を通して人間愛としての
イエス・キリストの教えを学ぶことができました。

 私は、3姉妹の長女として育てられ、何の悩みもないように見られます。でも、
やはり弱い人間で寂しさやむなしさを感じる時も多々あります。父の仕事を
継ぎ、3代目として創業100年を迎えようとしている会社を運営していくことは
大変な重荷です。でもそんな時、YMCAやワイズのボランティア活動があり、
すばらしい仲間と巡り会い、皆様の思いやり・優しさがどれだけ私を支えて
くれたことでしょうか。これがボランティアで得た財産かもしれません。
 一昨年、YMCAとワイズが縁で結婚いたしました。YMCAやワイズによって、
私のこれからの生活がワインのように成熟していくような気がしています。
今年は、阿蘇YMCA60周年の実行委員としてがんばってまいります。

                  熊本YMCA野外教育運営委員 佐藤 典子

*1)東部インディアンズクラブ=参加メンバーとリーダーが協働作業で年間を
通じてキャンプを創造していく野外活動クラブ。自然の中で、日常では感じら
れない野性的な体験、環境教育、創作活動などを展開し、青少年の健全な成長
のために長年に渡って活動を行っている。

*2)熊本ジェーンズワイズメンズクラブ=地域奉仕活動、国際協力団体であり、
その目的の中心は、YMCAの活動を支援、サポートするボランティア団体。熊本
で2番目に発足したワイズメンズクラブ。世界120数カ国にあり、熊本でも9クラ
ブが活動中。

*3)YMCA北部センター=1980年にニコニコ堂5階に武蔵ケ丘コミュニティーセン
ターとしてスタートし、1983年に新規オープン後、1998年まで熊本市北部にて
活動展開。1999年からむさしYMCAに統合した。

*4)ICRメンバーシップ委員会=熊本YMCAの運営・活動を支援・サポートする
会員ボランティアで構成される委員会のひとつ。地域YMCA・事業部毎に設置
されていて、熊本YMCAは10の委員会がある。

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