介助体験で学びと気づき 新入社員ボランティア研修

毎春恒例の「新入社員ボランティア入門講座」が中央YMCAで開催され、4月4日(火)、5日(水)、7日(金)の3日間、新たな始まりを感じさせる桜に囲まれ、107名の新入社員たちがボランティア体験をしました。

講座の前半は、食事介助体験。無言やアイコンタクトをとるなどいくつかの条件のもと、食べさせる側・食べさせられる側の両方を体験し、感じ方の違いなどを実感。
後半の車いす体験では、実際に車いすに乗ったり、押したりしながら、目線の違いや街にあふれる段差や傾斜などに気づきました。
「自分のやりたいようにできないもどかしさを強く感じた」「一人ひとりにいろんな感じ方や捉え方があること、背景があることを理解しながら関わっていきたい」など、受講者からは様々な感想が聞かれました。
自身も障がい者で、講師を務めたヒューマンネットワーク熊本の日隈代表は、「助けを求めるには勇気が必要。これから仕事をする中で、困った時に助けてと言えるような仲間を増やしていってほしい」とメッセージを贈りました。

今回の参加を含め、プログラム開始以来22年間の受講者は2500名を超えました。講座は10日(月)にも開催され、4日間で9企業・団体155名が受講します。

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真剣な表情の受講者たち
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ペアになって食事介助体験
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めての食べさせ合いに戸惑い
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飲む量もタイミングも人次第
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食べたいものを目で合図
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車いすの操作方法を学ぶ
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段差の越え方(キャスター上げ)
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階段の上げ下ろし
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互いに声をかけ合いながら
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自走体験で歩道の狭さや段差を実感
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車いすで横断歩道を渡る
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コミュニケーションの大切さを学んだ


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