YMCAフィランソロピー協会

YMCAフィランソロピー協会は、1995年に設立されました。この年は、阪神大震災が発生し、多くの市民がボランティアとして支援に関わったことから、「ボランティア元年」と呼ばれています。

フィランソロピー(philanthropy)という言葉には、“人間愛にあふれた社会をつくろう”という想いが込められています。YMCAフィランソロピー協会は設立以来、熊本の地域社会において企業と企業で働く人々の社会貢献活動の支援を目的に活動してきました。同じ目的のために異なる企業の社員同士がともに集い、活動に取り組むとてもめずらしい団体です。YMCAは、企業の社会貢献活動を推進していく上でのパートナーであり、コーディネーターとしての役割を担っています。

経済情勢の急激な悪化により、企業を取り巻く状況が厳しさを増す一方で、社会における企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)に対する関心は一層高まりつつあります。
社員がボランティア活動や地域活動に積極的に参加することによって、企業イメージがアップし、社会や消費者の信頼を高めることにもなります。CSR活動への評価が株価やブランドイメージの形成に影響を与えるとも言われています。また、社会貢献に取り組む企業は社員の誇りです。ボランティア活動を通して社員はいきいきと輝き、人材の確保にもつながります。何より、社員が社会参加・ボランティア活動を通じて出会う新しい人や情報は、企業に新鮮な発想をもたらす可能性を秘めているでしょう。


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