【第11回 日米協会国際シンポジウム 熊本大会】

 明治維新直前、熊本は洋学校教師としてアメリカからリロイ・ジェーンズ氏を招きました。彼はすべて英語で授業を行い彼の感化を受けた熊本の若者は熊本バンドと呼ばれる奉教結盟を結びました。この熊本洋学校から優秀な人材が日本各地で活躍し、日本の近代社会形成に大きく貢献しました。
 アメリカと熊本の関係は深く長く、今回草のレベルで友好関係を築いてきた日米協会の国際シンポジウムが熊本で行われました。熊本YMCAからはその実行委員として関わりました。
 元外務大臣、元大使、米シンクタンク、熊本県知事など、日米関係をよく知る方々から、歴史と今の動向などを講演いただいたり、日米それぞれの参加者によるディスカッション、若者の活躍を願い学生たちに多くの出番をつくるなど、未来へ向けた素晴らしい出会いと学びの機会を持つことができました。
 アメリカからお越しの方々はほとんどYMCAをご存知で、子どもの頃の思い出話をされる方もいました。YMCAとしても市民レベルでアメリカと日本と有効な関係を強めるため、今後さらに子どもや学生たちの国際経験の場を提供したり、スタッフの研修など広げていきたいと思います。


 

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