保育園

永草たより2012年5月号

 ♪ みどりのわかば かだんのなかで すくすくのばすかみさま           

はるにはちょうちょ きれいなそらで ひらひらとばすかみさま ♪ 

色とりどりの花が咲き乱れ春らんまんの季節から,青葉が芽吹き心地よい風にこいのぼりが泳ぎ、さわやかな5月です。すずめが賑やかにさえずり、うぐいすも上手に鳴く声が聞こえています。昨年、ツバメが園の玄関に2箇所巣を作り、新たにベランダの水道の上に1箇所巣を作りました。巣立って、秋に南の国に旅立ったツバメが今年、帰ってきました。この3箇所の内1箇所の巣を作り直しています。くちばしに土をくわえ1日に何往復しているのでしょか。やっと完成した巣の中から、やがて子ツバメの声が聞こえてくるでしょう。昨年、成長を見守るなかで、朝登園すると巣から子ツバメが落ちていました。その時、親のツバメが、“こっち!こっち!”というように子ツバメを誘導し、次の日の朝、子ツバメが巣の中に帰っているのに気がついた時は、皆で驚きと共に安堵したことを思い出し、今月の聖句が心に浮かびます。

『思い悩むな』のタイトルで始まる聖書の中に「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物より大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。・・・だから明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」とあります。

阿蘇の素晴しい自然の中、神さまの数々の恵みに気づくと、思い悩まないで生きていけそうな気がしませんか。                      前田 茂子

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