阿蘇YMCA
阿蘇YMCA

熊本YMCA阿蘇キャンプのあゆみ

熊本YMCA阿蘇キャンプは、北米YMCAのW.Y.F(World Youth Found)世界青年復興資金に基づく日本YMCA同盟のキャンプサイト建設の構想に対して、熊本YMCAと当時の阿蘇郡永水村が一体となってキャンプサイトを誘致し実現した施設です。

 1952(昭和27)年4月6日村長中村 守は、臨時村議会を招集し、村長提案の議題によって、キャンプ用地の日本YMCA同盟への寄付その他の案件を決議しました。
 決議に基づいて日本YMCA同盟との間に調印された「阿蘇キャンプ土地譲渡契約書」には大要以下の通り記されています。

  1. 永水村は、日本YMCA同盟に対し、永水村大字車帰所在の山林原野3,000坪を無償譲渡する。
  2. 同地隣接所在の山林原野20,000坪を無償貸与する。
  3. この無償貸与期間は、YMCAの必要とする期間とする。
  4. 永水村民は、YMCAの事業目的遂行のため協力するものとする。

後年、片岡健吉は、次のように述懐しいています。
「阿蘇郡25カ町村の中でもっとも人口が少なく、一番経済的にも厳しかった永水村が、農村にとっては血の一滴とも称される貴重な原野を提供し、全村民挙げてYMCAキャンプサイト誘致に熱意を示したのは、
A.敗戦による道徳的、思想的混乱より農村青少年を守り、併せて離散青年を防ぎ止め、
B.デンマークの英雄ニコライ・グルントヴィのキリスト教による祖国再建、国民高等学校の雛形をキャンプに求め、農村浄化と発展を願った。」
とあります。

阿蘇キャンプ落成式1952(昭和27)年8月2日に「熊本YMCA阿蘇キャンプ」の前進である「YMCA阿蘇キャンプ」の開所式が行われました。九州では、はじめての教育キャンプ場です。
 当時、福岡、熊本YMCA会員、学生YMCA、地元車帰YMクラブ会員をはじめとする多くの人々が、用地に地ならし、道作り、設備・備品類の搬入取り付けなどのワークキャンプに奉仕し、メインホールが完成しました。
 その後も企業や団体からの寄付により、キャビン建設も進み施設が充実していきました。
阿蘇キャンプ開設当時の目的は、『西日本に於けるYMCA会員および一般青少年の育成訓練を目的として、夏期は主として大学学校及び都市YMCAの夏期学校及びキャンピングに充当し、それ以外の季節に於いては、各教会員及び一般青少年の訓練に、農閑期は農業講座または農民福音学校に利用する。』です。

1998年、熊本YMCA50周年の特別委員会に阿蘇キャンプ施設整備委員会が設置され、開設以来半世紀を経た阿蘇キャンプメインホールの前面改装に着手し、1999年7月3日開館式を行いました。2002年9月には、阿蘇キャンプ50周年記念式典が実施され、2007年には阿蘇キャンプ設立55周年を迎えました。2012年阿蘇キャンプ設立60周年を迎えます。


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